新型コロナウイルスの感染予防のため、公立小、中、高校は臨時休校となりました。突然の臨時休校ですので、準備が十分ではありませんでした。また、普段の春休みとは違い、外出の自粛、部活動のない状況ですので、活動量が落ち、運動不足や生活の乱れ、食生活の乱れも予想されます。
休日が長くなることで、「朝起きる」「朝ごはんを食べる」という学校がある日には当たり前にしていることが、だんだんおろそかになる心配もあります。
まずはお休みの日も、朝はしっかり起きて、朝ごはんを食べることから始めましょう
しっかりと朝ご飯を食べることは、活動のためのエネルギーにつながり、集中力もアップし、夜ぐっすり眠ることにつながります。
朝ごはんには、必須アミノ酸の1つトリプトファンを含む食事をおすすめします。トリプトファンは、太陽の光を浴び元気に動くために必要なホルモンのセロトニンとなり、夜になると眠りのホルモンのメラトニンへと変化するためです。卵、肉類、魚類、大豆製品、牛乳、乳製品に多く含まれており、朝ごはんからしっかり食べてください。
【和食】ごはん、さば焼魚、納豆、お浸し、みそ汁、牛乳、バナナ
【洋食】食パン、目玉焼き、ウインナー、サラダ、フルーツヨーグルトなど
次回はお子さんと一緒に作るおすすめメニューをご紹介します。
◆舘川 美貴子(たちかわ みきこ)◆
管理栄養士、公認スポーツ栄養士
富山市生まれ。中京女子大学(現 至学館大学)健康科学部栄養科学科卒業。
日本スポーツ栄養学会評議員。学生アスリートやプロスポーツ選手の栄養サポートを行っている。