朝の副菜の一品に、ほうれん草とハムのガーリックソテーをご紹介いたします。

ほうれん草はかぜの予防などが期待できる抗酸化作用の強いビタミンC、カロテンを多く含む野菜です。また、鉄やカリウムなどのミネラルも多く含んでいます。旬の今は、栄養素も甘みも増しています

糖度が高い「ちぢみほうれん草」、生食・サラダ用に改良された「サラダほうれん草」など種類も豊富です。ビタミンCはゆでることで損失しますが、あくの少ない生食用ならそのまま食べることができます。
寒い冬、かぜをひかず体のコンディションを整えるために、体の材料となるたんぱく質に加え、ビタミンA.C.Eが豊富に含まれる緑黄色野菜もしっかり取りましょう

今回はほうれん草にハムを加えることで、カロテンの吸収を高め、エネルギーを作り出すビタミンB1も摂取することができます。また、にんにくを加えることで、ビタミンB1の吸収を高めるアリシンも取ることができます。
元気になれる小さな1品!目玉焼など主菜の付合せにもおすすめです。

■ほうれん草とハムのガーリックソテー

 

【材料】1人分

  • ほうれん草 … 60g
  • ロースハム … 20g
  • オリーブオイル … 2g
  • にんにく … 1g
  • 塩 … 0.4g
  • こしょう … 少々

【作り方】

  1. ほうれん草を水洗いし、土を落とします。
  2. 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、ゆでます。水気を切り4~5cm程度に切ります。
  3. ロースハムはほうれん草に合う大きさに切り、にんにくはつぶしておきます。
  4. 熱したフライパンにオリーブオイル、にんにくを入れ炒めます。ロースハム、ほうれん草を入れてさっと炒め、塩、こしょうで味を整えます。

【栄養成分】

  • エネルギー:70kcal
  • たんぱく質:4.6g
  • 脂質:5.0g
  • 炭水化物:2.5g
  • カルシウム:31mg
  • カリウム:469mg
  • 食物繊維:1.7g
  • ビタミンB1:0.19mg
  • ビタミンB2:0.14mg
  • βカロテン:2524μg 

次回も受験におすすめレシピをお届けします。

◆舘川 美貴子(たちかわ みきこ)◆

管理栄養士、公認スポーツ栄養士
富山市生まれ。中京女子大学(現 至学館大学)健康科学部栄養科学科卒業。
日本スポーツ栄養学会評議員。学生アスリートやプロスポーツ選手の栄養サポートを行っている。