私たち人間は、生命を維持するために食べ物から栄養を取って生きています。
食べ物に含まれる栄養には様々な働きがあり、バランスよく摂取することが健康的な食生活を送る上で非常に大切になります。


特に重要な「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」は五大栄養素、中でも生物体の構成物質およびエネルギー源となる「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」を三大栄養素と言います。

今回は、炭水化物について紹介します。

炭水化物は、身体と脳を動かすエネルギーで、脳にとっては唯一のエネルギー源です。
脳は栄養を蓄えることができないため、不足すると集中力の低下につながります。常に補給が必要なので、適量を摂取していきましょう。
 しかし取りすぎると過剰のエネルギーとなり、身体で中性脂肪として蓄えられ、太りすぎの原因になるので注意が必要です。

炭水化物を多く含む食品はごはん、パン、麺、いも類。  
主に主食として食べられています。食事の中でしっかりと摂取することが大切です。

 

炭水化物が極端に少なくなると、ほかの脂質、たんぱく質を食べる割合が多くなり、バランスが崩れてしまいます。極端な食事を行うことは健康を害すこともあります。1日のエネルギーの半分程度は、炭水化物で取るよう心掛けてください。
次回は、糖質について紹介いたします。

◆舘川 美貴子(たちかわ みきこ) ◆

管理栄養士、公認スポーツ栄養士
富山市生まれ。2000年中京女子大学(現 至学館大学)健康科学部栄養科学科卒業。
日本スポーツ栄養学会、日本静脈経腸栄養学会、日本栄養士会、日本臨床スポーツ学
会に所属し、公認スポーツ栄養士の仕事や役割などを広める活動をしている。