講師は、東京でアウトドア商品などの開発、販売を行う木原彰夫さん(高岡市出身)。木原さんは25歳から11年間、アウトドアブランド「チャムス」に勤務し、ゼネラルマネジャーとして営業や商品開発を手掛け、2015年に独立しました。ことしから高岡市を拠点に県内でもアウトドア関連事業を展開する予定です。


初めてキャンプに行くという方によく「何を買えばいいの?」と聞かれます。
答えは「家をつくるのと一緒」。

・リビングをつくる
・キッチンをつくる
・寝室をつくる   

これが基本です。トイレ、お風呂、流し台は、多くのキャンプ場が備えています。難しく考えないほうがいいですね。

関東近県キャンプ場にて木原さん撮影
リビング

 

①椅子
②テーブル
椅子とテーブルは、一体となったタイプもありますが、いろんな場所で使うことを考えれば、別々をおすすめします。椅子はベンチ式では、リラックスできません。背もたれのある椅子を人数分用意してください。

③LED照明
④ガス照明

 燃料にはホワイトガソリン、灯油、ガス、電池の4種類がありますが、初心者の方にはLEDランタンをすすめています。ボタン一つで点灯するので、なんといっても楽。暗い時に、灯油やホワイトガソリンを給油して、こぼれたりしたら危険ですよね。テント内で使う照明は、必ずLEDにしてください。

コールマンマルチパネルランタン


 またキッチンやリビング用には、ガス照明もよく使われます。キャンプ用ガスは、照明にも調理器具にも使えるので、燃料が共通化できるメリットがあります。