砺波市在住のフランス人、べイヤー・二コラさんと妻の奈都紀さんに、フランスのクリスマス料理の一品として、キノコリゾットの作り方を教わりました。あわせてフランスの子育て事情などをお聞きしました。(取材協力:日本海ガスショールームPrego)


キノコリゾット

 

【材料】(4⼈分)

★キノコのクリームソース

  • しめじ 1パック
  • しいたけ 4個
  • ニンニク 1⽚
  • オリーブオイル ⼤2
  • ⽣クリーム 100ml
  • コンソメ顆粒 ⼩さじ1
  • 塩、こしょう
  • イタリアンパセリ

★ごはん

  • お⽶ 250g
  • ⽟ねぎ 1個
  • チキンブイヨン 1L
  • パルメザンチーズ 30g
  • ⽩ワイン 200ml
  • オリーブオイル ⼤2
  • 塩、コショウ


【作り⽅】

①しいたけは⽯づきを取って薄く切り、しめじは⽯づきをとって⼿で⼩分けにする。


②フライパンにオリーブオイルとつぶしたニンニクを⼊れて、しいたけとしめじを強⽕で炒め、塩、こしょうで味を調え、パセリを加える。


③5分ほど炒めたら⽣クリームを加え、コンソメ顆粒も加える。

④ソースにとろみが出てきたら⽕を⽌めて、横に置いておく。


⑤別のフライパンでオリーブオイルを温めて、⽟ねぎが透き通るまで炒める。

⑥お⽶を加えて少し⾊が透き通るまで炒め、⽩ワインも加えてお⽶に⽔分を吸わせる。ここでお茶袋に入れたタイムを入れて香りをつける。


⑦⽔分がなくなったら、チキンブイヨンを少量ずつ加えて、お⽶に⽔分を吸わせる。準備したチキンブイヨンがなくなるまで、繰り返す。写真は1時間ほどかけてスープを吸わせ、お米がもちもちになったところ。


⑧⼗分にお⽶に⽔分を吸わせたらパルメザンチーズを混ぜる。


[ポイント]型を使って、ごはんの上にキノコソースを飾れば、一層おしゃれな印象になりますよ。



<食べてみた!>
リゾットはチーズがたっぷり混ぜ込んであることもあり、型を使っても崩れないので、おしゃれに盛り付けられます。キノコの香りがよく、お米はもっちり。お店の味でした。


<フランスの教育事情>
べイヤーさんは2016年夏、フランスから家族で妻の奈都紀さんの地元、富山県に移り住みました。小学校3年生と3歳の女の子の子育て中です。料理が趣味で、砺波や高岡、富山市でフランス語教室を開いておられますが、時には料理教室になることもあるそうです。

Q.学校生活は?
フランスの学校はとにかく休みが多いんです。9月から学校がスタートし、10月終わりには2週間のお休み、そして12月末にはクリスマス休暇。夏休みは2カ月もあります。その代わり小学校は週4日は朝9時から午後4時半まで授業があり、水曜のみ午前だけ。中学と高校は朝8時から午後6時まで。集中して学ぶ感じです。

Q.フランスは共働き率の高い国として知られています。放課後や長期の休み、子どもたちはどのように過ごすのでしょうか。
長期の休みなら、児童センターやおばあちゃん宅、林間学校などに行くケースもあります。学校がある期間は、午後6時半まで学童が開いていますし、ベビーシッターにお願いする人も結構います。フランスも保育園はなかなか空きがないのですが、資格を持ったベビーシッターがたくさんいます。子どものお世話だけでなく、勉強を見たり、ご飯を作ってくれたりもします。私たちも保育園がいっぱいで入れなかったので、ベビーシッターさんに子どもをお願いし、共働きをしていました。

Q.フランスと日本の教育の違いを、どのように感じていますか?
日本の教育は、みんなで学んでとにかく覚えるというイメージですが、フランスは個々の能力を引き出す教育ですね。授業でも先生はすぐに答えを求めず「どうしてこうなると思う?」と生徒たちに聞き、生徒同士で討論させることが多いです。その中で、生徒の良いところを見つけると、先生はそこをどんどん伸ばしてくれます。

日本の教育の良さも感じています。小学校などである縦割り活動は、子どもたち同士で教え合う良い活動だと思います。またフランスの学校では、清掃する人がいるので清掃の時間はありません。日本の「自分たちが使う場所は、自分たちできれいにする」という考え方はいいなあと感じています。

 

べイヤー・二コラさんのフランス語教室「ニコニコフランス語」


高岡市中川1丁目2‐15(高岡教室)
初心者から上級者まで対応。砺波市の自宅や富山市のカフェでも開いている。

Mail : niconicofuransugo@gmail.com
電話 : 080-2956-6763
http://niconico-furansugo.com/