育児は夫婦でするものという考えが一般的になりつつあります。でも、お互いに育児や家事をしていると、相手に感謝することもあれば、ストレスを感じてしまうこともあるのでは。「コノコト」では、育児や家事、男性育休についてアンケートを行いました。結果を紹介します。
※アンケートは2025年11月21日~12月6日にウェブ上やイベント会場で実施。男女計80人から回答を得ました。

パートナーへの育児・家事の満足度
【男性→女性】「やってもらっている」意識
100%満足!=68.8%
75%満足=12.5%
50%満足=18.8%
→全体的に好意的な回答が多め。育児をパートナー女性に「やってもらっている」と感じている男性が多い?
【女性→男性】「もう少し足りない…」
100%満足=18.8%
75%満足=42.1%
50%満足=20.3%
25%満足=9.4%
0%=9.4%
おおむね満足している人が半数以上。ただ「もう少し足りない」と感じている人が4割いました。パートナー男性の働きに大きく不満足な人も2割弱いました…。
どんな育児・家事をしていますか?
男性がしている育児
1位=子供の身の回りの世話
2位=掃除
3位=洗濯
4位=子供の送迎
5位=料理
その他…ごみ捨て、急な買い物、町内会への対応、金銭管理、DIYなど
2位=掃除
3位=洗濯
4位=子供の送迎
5位=料理
その他…ごみ捨て、急な買い物、町内会への対応、金銭管理、DIYなど
女性がしている育児
1位=子供の身の回りの世話
2位=掃除
3位=料理
4位=洗濯
5位=子供の送迎
その他…花壇の水やり、裁縫
2位=掃除
3位=料理
4位=洗濯
5位=子供の送迎
その他…花壇の水やり、裁縫
パートナーにやってもらって良かった育児・家事
男性→女性へ
・離乳食や料理の準備 …自分は料理が苦手だから(20代)
・絵本の読み聞かせ…パートナーの方が子供の気持ちをうまく表現できる(30代)
・裁縫…パートナーの方が慣れていて上手(50代)
・子どもの保育園送迎、保育園の準備…自分の帰りが遅いのでいつも助かっています(20代)
・絵本の読み聞かせ…パートナーの方が子供の気持ちをうまく表現できる(30代)
・裁縫…パートナーの方が慣れていて上手(50代)
・子どもの保育園送迎、保育園の準備…自分の帰りが遅いのでいつも助かっています(20代)
女性→男性へ
・エアコンなどの高い場所の掃除、力仕事、庭掃除…私では気づかなかったこと、できないことをやってくれてとても助かっています(30代)
・子どもの習い事やスポーツ大会への送迎…夜や悪天候時の車の運転が苦手。その間に別の家事ができる(30代、40代)
・子どもたちと外で遊ぶ …私がしんどい時でも子供の相手をしてくれると、子供も喜ぶから(40代)
・料理…時々作ってもらえると、お互いに楽しい気持ちで過ごせる。自分以外の人が作るご飯はおいしく感じる。献立を考えてくれるだけでも大助かり(30代、40代)
・子どもの習い事やスポーツ大会への送迎…夜や悪天候時の車の運転が苦手。その間に別の家事ができる(30代、40代)
・子どもたちと外で遊ぶ …私がしんどい時でも子供の相手をしてくれると、子供も喜ぶから(40代)
・料理…時々作ってもらえると、お互いに楽しい気持ちで過ごせる。自分以外の人が作るご飯はおいしく感じる。献立を考えてくれるだけでも大助かり(30代、40代)
育児や家事でパートナーにストレスを感じること
男性→女性へ
・私がやった家事に対しての細かい指摘が多い(30代)
・子供服を買いすぎる(50代)
・家事を任せきりになってしまうことがあり、逆に申し訳ない(20代)
・子供服を買いすぎる(50代)
・家事を任せきりになってしまうことがあり、逆に申し訳ない(20代)
女性→男性へ
・お皿洗いや洗濯物たたみ(の到達度)がいつも80%で、あとの20%はわたしの仕事…(30代)
・言葉遣い ×…すればいいが? ○…しておこうか? …何度言っても身につかない涙(40代)
・家事を当たり前と思わず、ひと言ありがとうと言ってほしい(50代)
・家事のやり方が合わなかったり、頼んだことを私が思っている途中までしかやっていなかったりして、それを言うと機嫌が悪くなる(40代)
・言葉遣い ×…すればいいが? ○…しておこうか? …何度言っても身につかない涙(40代)
・家事を当たり前と思わず、ひと言ありがとうと言ってほしい(50代)
・家事のやり方が合わなかったり、頼んだことを私が思っている途中までしかやっていなかったりして、それを言うと機嫌が悪くなる(40代)
パートナー(男性)が育休を取得してよかったこと
男性
・育児の大変さを痛感。妻への感謝が深まった(20代)
・妻と子どもと一緒に過ごせる貴重な時間でした。今しかできない子育てを経験でき、夫婦の絆も深まった(20代)
・妻と子どもと一緒に過ごせる貴重な時間でした。今しかできない子育てを経験でき、夫婦の絆も深まった(20代)
女性
・2人で一緒に育てていると実感できた。子どももパパが大好きになった (30代)
・家事をほとんどやってもらったので育児に専念できた(30代)
・自分が動けないときに助けてくれて、睡眠時間を確保できた(20代)
・家事をほとんどやってもらったので育児に専念できた(30代)
・自分が動けないときに助けてくれて、睡眠時間を確保できた(20代)
逆に負担が増えたと感じた理由
・家事・育児のスキル不足
・育休を取ったのに、自分の時間を取りすぎ
・気を使ってしまう
これからパートナー(男性)が育休を迎える方へのアドバイス
・一人で抱え込んだり、片方だけが頑張らない。家族みんなを巻き込んで協力して頑張ってください!(40代)
・子供を一日預かっても大丈夫なように、育児を一通りできるようになるといい (30代)
・育休中に育んだ絆が一生ものになると思う(40代)
・してほしいことは何でも伝えることが大事です(*^^*)(30代)
・子供を一日預かっても大丈夫なように、育児を一通りできるようになるといい (30代)
・育休中に育んだ絆が一生ものになると思う(40代)
・してほしいことは何でも伝えることが大事です(*^^*)(30代)
県内の男性育休率、右肩上がり
県内で男性が育児休業を取得した人の割合は年々増えています。

男性の育児休業制度
産後パパ育休(2022年から適用)
通常の育休とは別に、子どもの出生後8週間以内に、計4週間まで最大2回に分けて取得可能。勤務先への申請は原則2週間前まで。育児休業給付金が支給され、社会保険料免除と合わせて手取り収入の約8割が得られます。出生直後の一定期間内に夫婦がそれぞれ14日以上の育休を取れば、出生後休業支援給付金が上乗せされ、最長28日間で給付率が実質10割になります。
通常の育休とは別に、子どもの出生後8週間以内に、計4週間まで最大2回に分けて取得可能。勤務先への申請は原則2週間前まで。育児休業給付金が支給され、社会保険料免除と合わせて手取り収入の約8割が得られます。出生直後の一定期間内に夫婦がそれぞれ14日以上の育休を取れば、出生後休業支援給付金が上乗せされ、最長28日間で給付率が実質10割になります。
アンケートから、普段はなかなか言えなかったパートナーへの感謝や不満、家事や育児を通して深まった夫婦の絆の一部が垣間見えました。令和も今日から8年目です。役割偏重の時代は遠ざかり、夫婦で等しく家事・育児を分担することが求められる現代。パートナーへの思いやりの気持ちや「ありがとう」のひと言を忘れることなく、新しい年を過ごしていきたいですね。