たまには、いいごはん、食べたい!物価高による節約に疲れて、こんな心の声が聞こえてくるような…。フレンチ、ウナギ尽くしの定食、会席料理。普段食べている一皿よりワンランクアップのメニューもいかがでしょう? あなた好みのご褒美を見つけに、ページをめくって。(情報は取材時の内容です)
氷見牛専門店 たなか(氷見市)
生産者が営む焼肉店 氷見牛のうまみ存分に

肉は全てA5ランクの氷見牛。日替わりでおすすめの部位を用意する。昼のみ提供(日曜、祝日を除く)
肉の深い赤色と、きめ細かく入る白いサシが美しい。A5ランクの氷見牛を堪能できる「氷見牛上焼肉定食」。肉を網にのせるとジュージュー焼ける音と香ばしい香りが食欲を刺激する。
脂が滴る肉はとろけるような食感で、上質な甘みと深いうまみがじわりと広がる。自然と元気が湧いてくるような至福の味わいだ。

氷見牛がごろっと入ったぜいたくなカレー。肉の甘みが生きたこくのある味わい
山あいにある直営牛舎で約120頭の肉牛を肥育している。「肉のうまみ成分のオレイン酸が多くなるよう、工夫して飼料を与えています」と代表の田中賢治さん。
こだわりの味をリーズナブルな値段で提供できるのは生産者ならでは。氷見牛のおいしさを存分に楽しもう。

インディアンダイニング CHORI CHORI(チョリチョリ)(富山市)
迫力満点のドーサと南インドの味覚を一堂に

ドーサはカレーの一部が隠れるほどのビッグサイズ。ちぎってカレーを付けながら味わって
黄色い外観が目印のインド料理店。インド南部の料理を中心にバラエティー豊かなメニューを用意している。
ランチセットは6種類あり、最も豪華なのが「スペシャルミールスランチ」だ。大きな皿に4種類のカレーやスパイスの効いたおかず、南インドのバターミルク「モール」などがそろい踏み。皿からはみ出しているのはクレープ状のパン「ドーサ」だ。ほのかに酸味のあるあっさりとした味わいで、迫力満点だがぺろりと食べられる。

インドの屋台の定番料理。ナンの生地を油で揚げた「バトゥラ」はほんのり甘みがあってもちもちの食感
それぞれの料理の個性が際立ちつつ調和の取れた、文字通りスペシャルな一皿。スパイスの香りに包まれて、身も心もリフレッシュできそうだ。

中華そば おっさん食堂(砺波市)
チャーシューは3種 どこか懐かしいラーメン

こくが深いスープに、ストレート麺が美しく浮かぶ。「中華そば」はうま味調味料を使わない今どきの一杯。どこか懐かしい味で人気を集める。
ちょっとぜいたくしたい時におすすめなのが、トッピングが追加される「特製中華そば」。標準でのる煮豚のチャーシューとメンマなどに加え、2種のチャーシューと半熟煮卵、のりがプラス。2種のチャーシューは焼き豚とレアチャーシューで、食べ比べが楽しい。

「日々頑張るおっさんのための憩いの場を作りたくて、2年前に店を始めました」と話すのは、45歳の店主、不破亨路(こうじ)さん。今やおっさんだけでなく、女性やお年寄りらもとりこにしている。

撮影:南部スタジオ、竹田泰子