たまには、いいごはん、食べたい!物価高による節約に疲れて、こんな心の声が聞こえてくるような…。フレンチ、ウナギ尽くしの定食、会席料理。普段食べている一皿よりワンランクアップのメニューもいかがでしょう? あなた好みのご褒美を見つけに、ページをめくって。(情報は取材時の内容です)
chez FUJII シェ フジイ(富山市)
食材の旬にこだわり 手間を惜しまないフレンチ

「ディナーコース オペラ」の一例(14,520円)
要予約。メインの「劔のロティ 赤ワインソース」(手前左)はソースにも肉のうまみを感じる。トリュフが豪勢にのる
要予約。メインの「劔のロティ 赤ワインソース」(手前左)はソースにも肉のうまみを感じる。トリュフが豪勢にのる
地場や旬の食材にこだわるフレンチが食べたい。そんな気持ちに、シェフの藤井忠吉さんは応えてくれる。素材の良さを引き出すために手間を惜しまず、彩り豊かなコースを提供する。
ある日の「ディナーコース オペラ」の肉料理には、上市町産ブランド牛「劔(つるぎ)」を使用。焼いては休ませ、焼いては休ませてを繰り返し、肉のうまみを凝縮させる。

魚料理は、富山湾のスズキにサクサクの生地をまとわせた揚げ物。火が通っているのに鮮度が感じられる仕上がりで、客をうならせる。
記念日の利用が多いという。優雅なひとときを過ごせるに違いない。

シェフの藤井忠吉さん
うなぎ南幸(南砺市)
ふっくら焼いたウナギを心ゆくまで満喫

「うなぎ定食 特上」(6,200円)
すりつぶした大豆をみそ汁に加えた「呉汁」が付く。ウナギのたれの甘辛い味とよく合う
すりつぶした大豆をみそ汁に加えた「呉汁」が付く。ウナギのたれの甘辛い味とよく合う
暑い時季を乗り切るスタミナメニューといえばウナギ。大切なゲストへのおもてなしや、自分へのご褒美にふさわしいごちそうだ。
「うなぎ南幸」(南砺市)のウナギは炭火でじっくり焼いて皮はパリッと、身はふっくらと仕上げる。上品な甘さのたれがウナギのうまみを一層引き立てる。

「とにかくおなかいっぱいウナギを食べたい」というときは「うなぎ定食 特上」がおすすめ。かば焼きをはじめ肝串や白焼きのサラダ仕立てなど、ウナギをさまざまな形で楽しめるぜいたくな定食だ。
「うなぎ定食 並」(2150円)や「うな丼」(1850円)なども用意している。

店主の南真司さん
撮影:南部スタジオ、竹田泰子