初夏の大自然を、大きな窓から見渡せる。和洋中など多彩なメニューをそろえ、ぜいたくな気分を味わえる一品もあれば、「うまい・安い・早い」な一品もある。そんな条件がそろう飲食店は…ゴルフ場レストラン! ゴルファーだけでなく一般客も入れるところがほとんどなのに、知られていない、穴場なグルメスポットなんです。あなたの心にホールインワンするのは、どのお店?(情報は取材時の内容です)
ゴルファーじゃなくても、ゴルフ場レストランは入店OK!
そんなことはありません。県ゴルフ連盟の堀田圭一事務局長に、
レストランを利用する際の注意点を含めて詳しく聞きました。

—富山には、18ホール以上のコースを持つゴルフ場が15カ所ありますね。レストランは一般客でも入れるんですか?
多くの所で入れると思います。ゴルフ場は大自然の中にあり、レストランではいい景観を眺められます。普通の食堂よりゆったりとしていて、非日常なひとときを過ごせるのではないでしょうか。
—各ゴルフ場にはドレスコードがありますね。ドレスコードを含め、訪れる際に注意すべき点を教えてください。
一般的には上着の着用を求められます。襟付きシャツを着て、裾をボトムスの中に入れるとかね。サンダルやジーパンなど、駄目な格好も決まっています。おでかけしたいゴルフ場のホームページで確認するのがおすすめです。ドレスコードがあるからといって、肩肘張る必要はありませんよ。
あとは、前もって行きたい日に利用できるか、確認しておくといいですね。コンペがあると、一般の方がレストランに入れない場合があります。時間に余裕を持って行きましょう。
呉羽カントリークラブ
2階電気ビルレストラン〈富山市〉
伝統のオムライスを ゴルフ場でも

ケチャップライスを巻く卵は焦がさない。鮮やかな黄色を保つように焼く。美しくライスを包み、高級感あるたたずまいで提供する。「呉羽オムライス」には、料理人のプライドが詰まっている。
運営するのは富山電気ビルデイング(富山市)。昭和初期から磨き続ける伝統の味を、ゴルフ場でも用意する。オムライスにかけるデミグラスソースは同社で受け継ぐもの。牛すじや香味野菜を煮込んで赤ワインで味を調えている。

麺類や定食など15種類ほどのメニューをそろえる。プレー途中のゴルファーにさっと食べてもらえるよう、素早い提供に気を配っている。


呉羽カントリー撮影:さいとう写真事務所