富山県上市町広野の県薬用植物指導センターではシャクヤクが見頃を迎えており、青空に恵まれた19日は、大勢の人が立山連峰を背景に色鮮やかに咲く大輪の花を楽しんでいた。
同センターはシャクヤクなど薬用植物の栽培普及指導や農家への種苗販売を行っており、シャクヤク園には約250品種、約3000株を植栽。薬草に親しんでもらおうと一般開放している。初めて訪れたという富山市上冨居の北野真澄さん(90)は「(シャクヤク園の)広さと品種の多さに驚いた」と話した。
同センターによると、開花は昨年より1週間ほど遅く、数日間は見頃が続くという。