射水市は、富山湾でとれる魚介やすしについて学ぶ絵本「よしっ りょうにいくぞ!」を作り、市内の小学2年生に配った。楽しみながら地元の食文化に理解を深めてもらう。

 すし文化の維持・継承に向けた市の取り組みの一環で、新湊地区を中心にすしの魅力を発信する一般社団法人「アルベルゴディフーゾ新湊を拓く会」(同市)が委託を受けて制作。今回作ったのは春号で、ホタルイカやサクラマスなどこの時季に旬を迎える魚介約40種類と、それぞれすしになった姿をイラストで紹介している。夏、秋、冬号も作り、四季を通じて学べるようにする。

 A5判、フルカラーの見開き3ページで、2000部作った。市内の図書館や児童館にも置き、広く見てもらう。ストーリーを手がけた同法人の酒井キョウ子さんは「楽しい絵本に仕上がった。多くの子どもたちに興味を持ってもらいたい」と話した。