富山で捕獲されたイノシシやシカなどを指す 「とやまジビエ」のシーズンがやってきます。
テイクアウトで楽しめるお店に足を運んでみませんか?(情報は取材時の内容です)
三代目ボーンミート(富山市)
イノシシ肉100% 肉々しいメンチカツ

シシメンチスティック 1本216円
臭みはなく、食べやすい。揚げる前の状態での販売にも対応する
ジビエのおいしさを総菜で伝えたい。富山市の千石町通り商店街で40年近く愛された精肉総菜店が5月、事業継承で生まれ変わり、ジビエを使った総菜に力を入れている。
「シシメンチスティック」に使うミンチ肉はイノシシ100%。細かく刻んだ玉ネギやキャベツを合わせ、メンチカツとしては珍しいスティック状にした。「普通のメンチカツより肉々しいですよ」と代表の河野京一さんは胸を張る。「ジビエに接する機会のなかった人の入り口になるよう、さまざまな商品を提供したい」と話し、「イノシシのトマト煮」や「イノシシのボロネーゼ」も用意する。

代表の河野京一さん

K・MEAT(ケイ ミート) SOGAWA BASE店(富山市)
ジビエ処理施設 先駆者のホットドッグ

ししドック(左)&和牛ドック 2個セット500円
ウインナーは格闘家の朝倉未来さんのお気に入りという。好みに応じてケチャップやマスタードをかける。ソフトドリンクを1杯サービス
県内外のホテルや飲食店約500店に食肉を卸すK・MEAT(上市町)は、2012年に県内で初めて有害鳥獣処理施設を設けた先駆者だ。富山市の商業施設「SOGAWA BASE」にアンテナショップとしてイートインもできる小売店を構え、ジビエにもこだわっている。
ホットドッグの2個セット「ししドック&和牛ドック」は、イノシシ肉と立山放牧和牛のウインナーをそれぞれ1本ずつ挟む。イノシシ肉の方はパリッとした食感とジューシーな味わいが楽しめる。営業兼店舗管理の大杉穂乃佳さんは「厳選した肉で臭みはまったくなく、格別な味わいです」と話す。

イノシシ肉のウインナー(5本1,250円)を持つ営業兼店舗管理の大杉穂乃佳さん

撮影:南部スタジオ