コノコトでは北日本新聞パス会員の皆さんからレポーターを募り、県内外のお出かけ情報や子育てを通して感じたこと、趣味の話題などをサイトに投稿してもらっています。

4月からスタートした第12期レポーターには計11人が登録。

以来、1~2カ月に一度、北日本新聞越中座で「コノコトカフェ」を開き、互いの近況報告や情報交換を行っています。

7月初旬の第3回コノコトカフェでは、リクエストの多かった「カメラ講座」を開きました。

講師を務めたのは、写真部に過去5年在籍し、現在はコノコト編集長を務める村上部長。

まずはカメラ撮影の心構えと基礎知識を説明しました。

「まずはカメラの仕組みを理解しよう」と話す村上部長

撮影の心構えと基礎知識

○写真は画角(写る範囲)とピントが命! 何を伝えたいかを分かりやすく撮るべし。
広角なら広い範囲を写すことができ、手前のものを大きく強調して撮ることができる。望遠なら遠くのものを引き寄せたような写真を撮ることができ、背景をぼかすことで撮りたい物を強調できる。

○映したいものが多すぎると情報過多になる。写真は引き算!

○カメラの仕組みとして、絞りの値が小さくなるほど奥がぼける
→背景をぼけさせたい時や目立たせたい被写体がある場合に使うと効果的。

○顔のアップを撮る時(証明写真など)
→近づいて撮るのはNG(のっぺりした印象に)
 被写体から少し離れ、ズーム機能を使うと顔に立体感が出て◎!

絞りとピントの関係性など、写真の基礎を学んだ講座

これを押さえた上で撮ろう!

○まずは、「何を撮りたいか」を明確にしよう。

○より良い撮影場所を見定めよう。
動かせるものは動かし、できれば自然光で撮影。
おすすめは
・室内→窓からやわらかな光が入る場所
・屋外→明るい日陰

強い光が入る場所は、影が強く入ってしまいます。

料理を撮る時もなるべく自然光が入る昼に撮ってください。アップめで撮ると、さらにおいしそうになります。

○アングル・構図を決めよう
真正面、斜め右と左、上下と、撮る角度はいろいろある。
さまざまなアングルから撮ってみて、最適な構図を見つけてください。

いざ、実践!

基礎知識と心構えを聞いた後は、実際に越中座の庭に出て、それぞれ、風景や人を撮影してみました。

【シャッターを押す前に確認】
・無駄な余白はない?
・もっと近づけるのでは?
・被写体に近づきすぎて、手前に大きく写りすぎているものはない?
(ありがちなのは人の頭)
・傾いていない?(中心にあるものが倒れていないか確認)
思い思いにシャッターを切るレポーター
立体感のある写りを意識しながら撮影するレポーターら

優れた点をアドバイス

講座の最後に、各リポーターが撮影した写真について、村上部長が優れた点や改善点をアドバイスしました。

なおさんの息子さんの作品

・撮りたい物が際立ち、絞りをうまく使えている。お見事!

なおさんの作品

・手前、中、奥のバランスがいい。奥の柱を見れば分かるが、少し傾いているか・・・

西元さんの作品

・手前の横顔と対比し、奥が写っているのがいい。光の具合も○。

西元さんの作品2

・スニーカーの青にバッタの色がよく映える。ナイスショット!

いちはなさんの作品

・こういう写真はお母さんにしか撮れない。娘さんのやわらかい表情が印象的。

滝脇さんの作品

・素敵な写真ですが、手前の石がちょっと邪魔か・・・。もう少し近づくと、写真の情報量が減ってスッキリする。

坂口さんの作品

・奥行きが面白い。広角だからこそ撮れる写真。

坂口さんの作品2

・しゃがみこんで撮って、空も入れたのがいい。色合いから、スマホで撮った写真だと感じた。

参加した皆さんからは「写真一枚で伝えるセンスをもっと磨きたいと感じた」「たまにカメラを持って写真を撮りに出掛けるので、次からもうちょっと写真にこだわってみようと思った」などの感想が聞かれました。

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