県内の大学生が地域課題を取材する「北日本新聞学生記者クラブ」の発足式は26日、北日本新聞社であり、富山大と富山国際大の5人を学生記者に委嘱した。12月までの間、それぞれが興味関心のあるテーマについて、学生の視点を生かして取材・執筆し、記事は総合情報サイト「webun(ウェブン)プラス」などで紹介する。

 学生記者に委嘱されたのは、片山菜乃春さん(20)=富山大人文学部3年、金岡拓海さん(18)=富山国際大現代社会学部1年、田下威希さん(21)=富山大経済学部3年、藤野拓実さん(20)=同人文学部3年、山本明日佳さん(20)=同=の5人。式では、室常務編集局長から委嘱状を受け取った。

 片山さんは「取材で当事者の話を直接聞けることに興味を持って応募した。人に分かりやすく伝える力を付けたい」と抱負を語った。

 学生記者クラブは、北日本新聞創刊140周年に合わせて発足した。北日本新聞社が展開する「育む」キャンペーンの一環。学生は本紙記者のアドバイスを受けながら県内の地域課題を取材し、記事を執筆する。