味変。それはひと皿の上で我々が起こせる小さな革命です。ひつまぶしはネギを加えて爽やかに、だしをかければさっぱりと。チリマスタードやゆずこしょう、ヤンニョムジャンといった多彩な薬味がそろう肉料理や、ソース以外にわさびや岩塩で楽しむとんかつなどもあります。世界を一変させる自由があなたに委ねられているのです。(情報は取材時の内容です)

cafe Spiel(カフェ シュピール、砺波市)

見た目も爽やか 夏のパフェ

 レモンソルベにハニークリーム、ブルーキュラソーのジュレ。「レモンと蜂蜜のパフェ」は淡いブルーやイエローが重なり、夏らしく爽やかに仕立てられている。グラスの奥に潜むパウンドケーキや、岩塩と小麦粉で作るクランブルなど、パフェを構成するパーツはほぼ手作り。食べ進めるごとに食感や味わいが変わり、最後までワクワクが止まらない。

「レモンと蜂蜜のパフェ」(1,700円、8月限定) 酸味と甘みが調和してすっきりと仕上がっている。シュワっと溶けるメレンゲクッキーや滑らかなジュレなど食感も多彩

 店名の「シュピール」はドイツ語で「遊ぶ」という意味。「味と見た目の両方で喜んでもらえるパフェ作りを心掛けています」と店長の林道瑛理さん。遊び心とこだわりの詰まったパフェで、スイーツ好きの心をつかんでいる。

「プリンとオレンジのパフェ」(1,600円)通年で味わえる定番メニュー。キャラメルラテのアイスやアールグレイのジュレなどが層になっている
店長の林道瑛理さん「季節感や華やかさを大切にしています」
 

カフェ&雑貨 moohno(モーノ、富山市)

甘みと酸味 まろやかに溶け合う

 ベリーとチョコレートの組み合わせにラム酒のような風味を感じたことから、大人の夜をイメージして「ベリーチョコレート真夜中パフェ」と名付けた。ラズベリーとブルーベリーを使った自家製のベリーソースと、ほろ苦いチョコレートソースの相性は抜群。さらりとした口当たりのソフトクリームには香料が入っておらず、ミルク本来のこく深い甘みがベリーの酸味とまろやかに溶け合う。

「ベリーチョコレート真夜中パフェ」(1,100円) 月の形のチョコレートが目を引く。星のようにちりばめられた銀色の粒状の菓子「アラザン」や、コーンフレークの食感が楽しい

 2011年のオープン時から多彩なパフェを提供しており、今も味の改良を続けている。一口食べるたびに変化する味わいを楽しんで。

「あんスォワーズパフェ」(1,200円)いちご大福をイメージしたパフェ。やわらかく煮詰めた自家製のあんこは甘さ控えめで、さっぱりと食べられる
オーナーの伊井康晃さん「また食べたいと思ってもらえるような、飽きの来ないパフェを目指しています」
 

撮影:南部スタジオ