インドやパキスタン、タイ、ベトナム……。
富山県内ではさまざまな国のカレーを食べることができます。
欧風カレーや独自に発達したスパイスカレーといった日本の味も見逃せません。
暑くなってきましたが、カレーを食べて、元気をつけましょう!(情報は取材時の内容です)
ひみつカレー 氷見店(氷見市)
スパイスで地元食材を引き立てる
コンセプトは「初めてでも食べやすいスパイスカレー」。スパイスを巧みに使い、身近な地元食材の持ち味を引き立てている。定番の「甘口キーマ」は、小麦、乳製品、卵不使用で辛味はなく、子どもも安心して食べられる。ひき肉のほか、ニンジンやセロリなど野菜もたっぷり。スパイスの複雑な香りとともに、まろやかな味わいが広がる。

「本日のまかない」(ごはんS 1,230円)3種類のカレーにおかずが付き、ご飯はS、M(1,280円)、L(1,380円)から選べる。写真は一例
氷見店は元々テイクアウト専門だったが昨夏、幹線道路沿いに移転しイートインスペースを設けた。テイクアウトで用意する6種類のカレーのうち、店内で食べられるのは3種類。木目調の温かい雰囲気の空間で、ゆったり味わって。

「チャイアイスクリーム」(200円)サイドメニューとして注文できるミニデザート。滑らかな舌触りとスパイスの香りが癖になりそう

田園の食卓 ノエル(砺波市)
黒毛和牛のうまみ染み込む
姉妹店で2016年に惜しまれつつ閉店した砺波市の洋食店「レストラン ルリエ」から伝わる、絶品の欧風カレーが味わえる。

「カレーライス」(1,080円)ステーキに使われるほどの上質な和牛を使用した、家族連れにも人気のメニュー。サラダかスープを選んで付けられる
「カレーライス」の決め手はA4ランク以上の黒毛和牛。約30kgの肩ロースを丸ごと仕入れ、その中からカレーに合う部分だけを厳選して使用している。炒めた小麦粉やバターを混ぜて煮込んだカレーは滑らかで、和牛のうまみが口いっぱいに広がる。細かいサシの入り具合に合わせて肉の煮込み時間を調整しており、驚くほどやわらかい。ぜいたくな肉をゆっくりと味わうために、最後の一口まで取っておく人も多いのだそう。

「ハーフセット(あらびきハンバーグとミニオムライスのセット)」(1,750円)和牛を使用したハンバーグはふわふわの食感。ハンバーグとミニカレーライスのセットもある(1,690円)

撮影:南部スタジオ、竹田泰子