インドやパキスタン、タイ、ベトナム……。
富山県内ではさまざまな国のカレーを食べることができます。
欧風カレーや独自に発達したスパイスカレーといった日本の味も見逃せません。
暑くなってきましたが、カレーを食べて、元気をつけましょう!(情報は取材時の内容です)

カシミール(射水市)

聖地代表店のピリ辛マトン

 カレーの聖地として知られる「イミズスタン」を代表する店。事務所然とした建物には、県内外のカレー好きが日々やって来る。

「Bランチ」(1,300円)マトンカレーは食べ応え抜群。ジャガイモを入れたメニューも選ぶことができる

 イスラム教徒の戒律に合うマトンカレーは「Bランチ」で登場する。羊肉がゴロゴロと入ってパンチがあり、コリアンダーやクミンなどのスパイスを使ってピリ辛に仕上げている。「Aランチ」のカレーは5種類あり、そのうちのバターチキンはクリーミーで、カレーが苦手な人でも食べやすそう。AランチもBランチも、パキスタンやインドの料理に使われるバスマティライスやナンなどが付き、おなかをすかせて訪れたい。

「Aランチ」(1,100円)カレーはミックスベジタブルか豆、チキン、バターチキン、キーマから1種類を選択。写真はバターチキン
AランチやBランチに付くバスマティライス(右)とナン
 

インド料理 デリーあわら本店(高岡市)

県内インド料理店の草分け

 県内のインド料理専門店の草分けとされ、半世紀の歴史を誇る。ランチメニューで一番人気の「よくばりランチ」は4種類のカレーから1種類を選ぶ。4種類のうちキーマは、インドカレーのベースに、味付けした鶏ひき肉を入れたとろみのある一品で、9種類のスパイスが利いている。

「よくばりランチ」(950円)カレーの種類は野菜かチキン、キーマ、ホウレン草から選べる。写真はキーマ

 スパイスを使って鶏肉を焼いた「チキンティッカ」と、インドの煎餅「パパド」、ライス、ナン、ミニサラダ、デザート、チャイかラッシーが付く。オーナーの早川泰子さんは「常連さんが『少なめにして』と言うぐらいのボリューム。おなかいっぱいになってもらいたい」とほほ笑む。

「デリーランチ プレーン」(1,100円)3種類の辛さが選べるスープカレーにタンドリチキン、ライスかナン、ミニサラダ、チャイかラッシーがセット
 

撮影:南部スタジオ