インドやパキスタン、タイ、ベトナム……。
富山県内ではさまざまな国のカレーを食べることができます。
欧風カレーや独自に発達したスパイスカレーといった日本の味も見逃せません。
暑くなってきましたが、カレーを食べて、元気をつけましょう!(情報は取材時の内容です)

インディアンハット滑川店(滑川市)

満腹必至の2号店

 富山市今泉北部町にあるインド・多国籍料理店の2号店として、ことし3月に開業した。オーナーシェフのシェイク・モーシンさんは「滑川市にインド料理の店がなかった。求める声があり、自分も店を拡大させたかった」と説明する。

「ラム スペアリブ セット」(1,990円)チキンカレーと骨付きラム肉がスパイシー。がっつり肉を食べたい人におすすめ
 

 店のおすすめは、チキンカレーが付く「ラム スペアリブ セット」。カレーは玉ネギとトマト、ニンニクがベースで、スプーンでほぐれるほどやわらかく煮込まれたチキンがごろっと入っている。骨付きのラム肉2ピースや焼き野菜、ナン、ビリヤニ、サラダ、ドリンクも付き、多くの人が満腹になるだろう。

「ベンガル ミールス」(1,900円)時季の魚と野菜のカレー「ベンガルフィッシュカレー」や豆のスープカレー「ベンガルダル」など、多彩なメニューがずらり
 

インド家庭料理の店 ニーラジュ(魚津市)

豆や野菜がたっぷり インドの家庭の味

 オーナーの川村寿子さんが作るのは、インド各地で食べられている家庭料理。ガンジス川上流にある同国北部の町、リシケシュで現地の主婦から教わったレシピなどを基に、さまざまなスパイスを組み合わせて食材の持ち味を生かす。

「ランチセット」(写真は2,000円、料理は一例)カレー3種類に炒め物やターメリックライスなどのセット。写真は「豆のカレー」、「ミントのチキンカレー」、「砂肝のアチャール」など

 辛味は控えめだがスパイスの風味がしっかり感じられ、毎日でも食べられるような飽きのこない味わいだ。アチャール(漬物)やチャットニ(ペースト状の調味料)で味の変化をつけながら楽しもう。
 「スパイスは風味を楽しむだけでなく健康にも役立ちます。とっても奥深いですよ」と川村さん。インドのお母さん直伝の味を満喫しよう。

ランチセットに付くチャイとデザート。写真のデザートは一例で、「インドの豆の煎餅」と、すりおろしリンゴを炒めて固めた「リンゴのバルフィ」
 

撮影:南部スタジオ