こんにちは!やちやちメンバーのKanaです。

先日、車を運転していたら、自転車に乗ったご年配の方がハンドサインをして左折していかれました。

「わー!なつかしい~‼ハンドサイン」と胸アツ!続いて、子どもの頃に持っていた「自転車運転免許証」が思い出されました。

そこで、やちやちメンバーのnaoさんに「自転車運転免許証って持ってた?」と聞いたところ、「あった!あった!ちなみに、黄色のヘルメットを徒歩でも着用してたよ」との反応が。

naoさんは富山市、私は呉西の出身です。地域や学校によってルールが違うのかしら?

懐かしさと興味が湧いてきたのでSNSで

【質問】教えてください。小学校の頃、自転車運転免許証を持っていた人!
当時試験があったと思うのですが、記憶ってあります?初級・中級(?)・上級でランク分けされていて、自転車運転大会もあった気がするんですが…
私の地元では、免許証を持っていないと自転車に乗ったらダメだったのですが、富山県以外でもありましたか?

 

と書き込んだところ・・・・

「あった!あった!!」
「ありました!!」
「懐かしい~」
「なかったです」
「〇〇県ですがないです」

とドンドン書き込みが増え、なんだかんだと100名近くのご意見をいただいたので、まとめてみることにしました!

気になる試験内容は…

私が自転車運転免許証だと思っていた物は、実は「自転車検定合格証」でした。
なぜ判明したかというと、なんと…
現在もその合格証を持っている人がいらっしゃったのです!!(驚)

確かにこんな紙(B6サイズぐらい)で、ソフトケースに入れてひもを付け、自転車にぶら下げていました。

皆さんの情報を元に試験内容をまとめてみたところ、地域や年代によって微妙に違いはあるものの、おおむね次のような内容でした。

<筆記試験と実技試験>
▽年1回もしくは、半年に1回開催
▽受験できるのは4年生から
▽4年生は初級と中級のみ。5~6年生は上級まで

<内容>
▽筆記試験…交通ルールについて
▽実技試験…学校の先生か警察官、交通安全協会の方などが試験官を務める。横断歩道、スロープ、ピン、スラローム、1本橋、S字、8の字など、自動車教習コースの簡易版みたいなものがグラウンドや体育館に設置され、運転技術が認められれば合格

<等級と乗ってもいい範囲>
▽初級(赤シール/C)…自分の町内
▽中級(黄シール/B)…隣の町内、校内、市道
▽上級(緑シール/A)…校下全部、市内、県道
※初級、中級、上級は氷見市ほか(合格証の携帯必)、カラーシールは高岡市(自転車の後ろに貼る)、アルファベットは富山市の一部で使用。富山市の一部地域では、ヘルメットの着用も義務付け。
※国道沿い・河川横は禁止

認められていない範囲以外の場所は、自転車から降りて引っ張る(親と一緒ならOK)。
でも、罰則があるわけではないので、ルールを無視して乗ることも多々ある。ただし、帰りの会で「〇〇君が昨日、合格証を持っていないのに〇〇で自転車に乗ってました!」とばらされる。

<大会>
運転技術が優れた子は選抜され、5人1組で市大会→県大会に出場。個人戦・団体戦あり。
※石川県代表で東京体育館に行った方もいらっしゃったので、全国大会もあったと思われます。

<その他、皆さんから寄せられた声>
●仮免本免があった(県東部)
●試験のために補助輪なしを必死で練習した
●「後ろよし、乗車」「右よし、左よし、後ろよし、発進!」「後ろよし、停止」というのが恥ずかしかった
●マイチャリを自宅から学校まで引っ張っていって受験した
●新設校だったのでアスファルトにコースがあった
●学校のグラウンドの片隅に自転車検定コースがあった/近所の公園にコースがあった
●免許取っても落ちても結局乗る!
●朝練した!
●無免許のことを「ムッチャリ」と呼んでいた
●市大会選手だった/県大会出場した/県代表になった
●他校が大会をやっていなかったので、いきなり市代表になって県大会出場。周囲の選手の上手さにびっくりした

他県の方はピンとこず

で、富山県民は非常に盛り上がったのですが、他県の方にはピンとこないらしく・・・・
「なにそれ??」「なんでそんなに盛り上がっているの??」という声が多かったです。

<検定制度が「あった」という地域>
福井県武生市
新潟県村上市
岡山県・愛媛県(西条市 弟の時代にはあった)

<検定制度が「なかった」という地域>
富山県(婦中町・下村・旧新湊・付属小)、石川県(金沢市・羽咋市)、福井県(一部)
兵庫県、九州南部、大阪市、神奈川県、東京都、福島県(会津)、愛媛県、埼玉県、北海道、名古屋市、愛媛県(西条市)
●富山に転校してきてビックリした
●県外から嫁いで子供が試験を受けた
●試験はなかったが、3、4年生向けに警察官の方がやってきて安全講習を受けるとシール(ピーポくん)がもらえ、自転車に貼ってあれば一人で乗ってもOK(都内)

合格証が木札!?

合格証や修了証にまつわるエピソードも多々寄せられました。

●息子が無事に安全教室修了証をもらってきた↓

令和の修了証

●↑その修了証を作ったのは私(笑) 使ってくれてうれしい

中でも面白かったのが
●紙の合格証ではなく木札だった(2名)
というもの。

え?木札??と驚いていたら、かまぼこの板に住所、氏名、電話番号を書いて持っていき、合格したら焼き印を押してもらって、それを自転車に付けて携帯していたそうです。
福井県の方なのですが かまぼこ板とは無縁の富山県にはないパターンでビックリしました。

SNSですので、皆さん言える範囲(地域・年代)でお答えいただいているので、正確な集計ではないのですが、なかなか盛り上がり楽しかったです。

中には、
●自転車の交通ルールが厳しくなった今こそ、自転車運転免許証制度の導入を!
●自動車の運転手からみると(手信号は)自転車がどこの方向へ曲がるのかが分かって安心
●大人の人ほど自転車マナーが悪い
といった声もありました。

自転車ブームもあって乗る方も増えましたし、スピードも出ます。歩行者にぶつかったり、自動車との事故もあります。確かに、最近の自転車の安全ルールを学ぶのもいいかもしれませんね。

富山市には、運転免許センター横に交通安全博物館があり、自転車練習コースもあります。子供が自転車の練習をする時によく利用していました。横断歩道、信号機、踏切(音も鳴る)も本物で、いろんなサイズの自転車を無料で借りて練習ができます。

子供を乗せるチャイルドシート付自転車もあった記憶があるので、購入前に実際に乗って試してみるのもいいかもしれませんね。