スキンケアで一番気を配りたいのが、クレンジングとよく言われます。私もそう考えていますが、大事なのは『物選び』ではなくて『方法』だと思っています。

自分の肌に合っている? 
チェックポイントは3つ

「どんな商品を使っていいのか分からない」と相談されることがありますが、今使っているものが
・かゆくなったりしない
・つっぱらない
・洗い上がりがしっとりしている

のであれば、問題はありません。

もしこの3つが当てはまらないのであれば、自分の肌に合っていないので変えてください。ネットの情報や、人からすすめられて購入することもあると思いますが、人の肌は十人十色。自分の肌に合うのか合わないのかを見極めるチカラをつけていきましょう。

 大事なのは「物選び」ではなく「方法」

「物に頼る思考は終わりにしてほしい」と私は思っています。

クレンジングの方法を見直してほしい」と話す幸田さん 

なぜかというと、市販品、プチプラ、エステなどの専売品…どれをとっても商品力が高いからです!近年は再生美容の分野がどんどん進化していて、すばらしい商品がたくさんあります。正直、あり過ぎます。私でも迷います。またレベルも圴一化されていく中で、『どれがいい?』と商品を比べることに、あまり意味がないのではないかとも考えます。
それならば、
・使い方は良いのか?
・肌を良くするにはどうしたらいいか?
・肌を大切に触っているのか??

という視点で、スキンケアを考えてみてください。そうすることが、みなさんの肌を変えます!

メークしっかり落とせば 洗顔は不要

私は、メークがしっかり落ちるクレンジングを使えば、洗顔は不要と考えています。メーク成分が落ちているのに、洗顔をすれば皮脂が落ち、乾燥を招くからです。

メーク本「vi COEUR」より 

洗い上がりがつっぱる方は、洗顔をしてる方が多いのではないでしょうか? 皮脂膜は、肌のバリア機能です。それらを根こそぎ落としてしまうと乾燥していきます。乾燥するとシワ、シミ、たるみなどの肌トラブルを引き起こします。乾燥して肌が硬くなると、化粧水も入りにくくなり、キメが荒れる、毛穴が広がる、毛穴がたるむなど、肌トラブルは挙げれば切りがありません。なので肌に必要なものは、落とさないようにしましょう。

ターンオーバーを早めるピーリングは別です。代謝が上がり、トーンアップにもつながるので、毎日ではなく定期的に肌を整える意味で必要と考えます。

次回は、クレンジングの方法を詳しく紹介します。

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記事では紹介しきれない「ここだけの話」が聴けます。

 

  幸田恵  家族、親戚の多くが美容師という環境で育ち、大阪の美容専門学校を卒業後、府内の美容室で修業。2008年に独立。パリコレクションにヘア担当スタッフとして参加したほか、県内で撮影された映画のメークにもかかわるなど、幅広く活動している。美容室「vi coeur」オーナー。2021年4月にメーク本を出版。富山の専門家紹介サイト「マイベストプロ」登録プロ。公式インスタグラムはこちら