江戸時代初期から約350年続く島川あめ店(富山市古鍛冶町)では、昔ながらの麦芽あめを作り続けています。かつて水あめは、丸薬のつなぎや苦みを和らげるために使われ、富山では薬産業とともにあめ文化も発展しました。
昭和以降、丸薬が減り砂糖も普及したことで、あめ屋は姿を消しましたが、同店では日本古来のあめを守りたいと製造を続け、体験も受け入れています。
今回、体験に訪れたのは、コノコトレポーターの高沢友美さんと珠愛(ゆあ)さん(小学1年)、星来(せら)さん(5歳)親子です。

工場には、材料を入れる大きな樽や、煮詰める釜などが並んでいます。

島川晋社長は「うちのあめは、砂糖を使っていないんですよ」と話し、材料の麦芽をそのまま味わわせてくれました。

「不思議。かむうちに甘くなる」と高沢さん。あめも口に入れてもらった珠愛さんは「七五三でもらったあめの味だ」と気付きました。
島川社長は、煮詰めたあめを、100年近く使っているという道具を使って練り上げます。茶色だったあめは空気を含んで金色に、さらに白く変化していきます。

高沢さん親子は、その一部をもらい、リースやハート形など好きな形のあめを作ります。3人の隣では、商品用のあめ作りが進みます。


機械で薄く伸ばして縦横に線を入れたら、手で一口サイズに割っていきます。「パキパキ折れるのが楽しい」と珠愛さん、星来さんもお手伝いしました。


高沢さんは「砂糖が入っていないことにまず驚きました。昔ながらの道具ですべて手作りしているのもすごい」と感激した様子、子どもたちは「いろんな形を作るのが面白かった」と話していました。

■所要時間:30分
■年齢制限:なし
■料金:1人 1000円
■開催日時:平日(春休みや夏休みがおすすめ)※土曜は応相談
■予約・問い合わせ:TEL 076-425-5104(店)
■HPはこちら
コノコトレポーター、高沢さんは今回の体験を記事にまとめてくれました!
高沢さんのレポート「TOYAMA体験①【島川あめ店】」はコチラ>>>
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