第13回 世界ポスタートリエンナーレトヤマ2021
富山県美術館で9月5日(日)まで

国内で唯一の国際ポスター公募展「第13回 世界ポスタートリエンナーレトヤマ2021」が、富山県美術館で9月5日(日)まで開かれています。

新型コロナ禍の現状を反映したり、自己の内面を表したりした作品など、今回は64カ国・地域から過去最多の5,943点の応募があり、入賞・入選作、審査員の招待作品の計419点を展示しています。3年に1度、各国の一流の作家たちが手掛けたポスターを鑑賞できる貴重な機会とあって、幅広い世代が続々と訪れています。

今回の親子鑑賞会には、親子合わせて22人が集まりました。新型コロナウイルスの感染対策のため、はじめに同美術館学芸員の碓井麻央さんが作品について説明し、その後でそれぞれ自由に鑑賞する形で行いました。碓井さんのお話から、作品を楽しむポイントを紹介します。

メッセージ伝えるのがポスター

まず絵とポスターは何が違うのでしょうか。ポスターは、例えば「自然を守ろう」「この商品を買ってね」など、1枚の紙の中でメッセージを伝えようとしています。そのため時代によって伝えるメッセージや、伝え方が変わります。

作家の出身地に注目

東欧からの作品は、不思議なイラストがいっぱい? 中国からの作品は漢字だらけ? など、作品をよく見ると地域ごとに特徴があるのが分かります。作家の出身地に注目し、どのような工夫が施されているか探してみましょう。

「インビジブル=目に見えないもの」について考えてみよう

今回の公募展のテーマの一つが「インビジブル(INVISIBLE)」でした。見えないものには、空気やコロナ、家族や友人との温かい心のつながりなどいろいろあります。これらがどのように表現されているのか注目してみましょう。


展示室では親子で感想を話し合ったり、メモを取ったりしながらじっくりと作品を楽しんでいました。子どもたちの心に特に印象に残った作品と、感想を紹介します。

【金賞】 ルー・ジュンイーさん(中国)の「中国建国70周年記念」
中央の赤、黄色で文字が描かれた2枚のポスターが「中国建国70周年記念」

■感想(中学1年男子) 白色を背景に、赤と黄色で文字を表していてインパクトがありました。また、「中國」「CHINA」のサイズが大小あり、メリハリがあると感じました。デザイン画の参考になりました。

 

【U30+Student部門金賞】副島智也さん(日本)の「盲目に叫ぶ」
上段右から二つ目の作品が「盲目に叫ぶ」

■感想(中学1年女子・高校2年女子) 表面上は女の子らしく振る舞っているが、本当は訴えたいことがあるのかもしれないと感じました。叫びたくなるような気持ちを抱えているのかもしれません。

 

ロナルド・クルショさん(フランス)の「ロナルド・クルショ展」
赤色を背景にカラスの絵が描かれているのが「ロナルド・クルショ展」

感想(小学4年女子) 赤色を背景に、カラスが影のように表現されていてかっこいいと思います。自分も絵を描くのが好きなので、立体的に見える作品に取り組みたいです。

 

松澤桂さん(日本)の「やきとり」
黒をバックに、焼き鳥が黄色で描かれているポスターが「やきとり」

感想(小学4年男子) 描かれている焼き鳥が、本来の色とは違っているところがかっこいいと感じました。

 

「第13回 世界ポスタートリエンナーレトヤマ2021」の招待券を10名様にプレゼントします。
応募はこちらから

 

【お出掛けメモ】
「第13回 世界ポスタートリエンナーレトヤマ2021」
■会期…9月5日(日)まで
■会場…富山県美術館 富山市木場町3-20
■TEL 076-431-2711
■開館時間…9:30〜18:00(入館は17:30まで)
■休館日…毎週水曜日、8月10日(火)
※8月26日(木)~9月5日(日)は無休
■観覧料…一般:1,100円、大学生:550円、高校生以下無料