立山連峰や五箇山の合掌造り集落に、ライチョウ、カモシカ…。

富山の代表する景色や動物を題材にデザインしたのが「富山もよう」です。

「富山には、何にもない」
そんな声を上げる人たちに少しでも古里の魅力に気づいてもらおうと、2014年に始まりました。

国内外で活躍するテキスタイルデザイナー、鈴木マサルさん(東京)が手掛けています。

富山県美術館1階TADギャラリーで開催中の展覧会は、そんな富山もようの魅力を体感してもらおうと企画されました。

                                                    (写真:大木大輔)

会場の壁は、チューリップや富山湾の海の幸をモチーフにした柄で覆われ、天井からは富山もようの紙面で作られたエコバッグが並びます。

まるで会場全体が富山もようの魅力を伝える展示作品のようです。鈴木さんのインタビューやデザインが生み出される様子を収めた映像作品もあり、暮らしにとけこむアート&デザインが、目でも耳でも楽しめます。
 

「鈴木マサルのデザインとみんなの富山もよう展ーくらしにとけこむアート&デザイン」
会  場:富山県美術館1階TADギャラリー(富山県富山市木場町3-20、TEL 076-431-2711)
開館時間: 9:30~18:00(入館は17:30まで)、水曜休館
主  催:富山県美術館、富山もようプロジェクト(富山もよう展ディレクターズ、北日本新聞社)
制作協力:日本折紙協会富山県支部「遊々」、北日本新聞有沢販売店
協  力:D&DEPARTMENT TOYAMA BiBiBi & JURULi
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