富山県内で中学受験を実施するのは、片山学園中学校(富山市東黒牧)と富山大付属中学校(富山市五艘)の2校です。

気になる受験者数や倍率ですが、片山中、付属中とも公表していません。受験した保護者や学習塾関係者によると、近年の受験者数は横ばい傾向、倍率は高くて2倍超です。

片山の受験対策は小5から

片山中は定員80人で、付属中と併願する人もいます。片山中は運営母体が学習塾です。学校関係者によると、中学受験は小学5年生ごろから塾に通い、対策に取り組む人が多いそうです。試験内容や難易度について、片山中は「教科書の基礎知識をベースに、なぜ、どうしてそうなるのかを問う」と思考力を重視しています。

付属は180~200人が受験

付属中の定員は160人ですが、付属小から70人が受験するため、定員は実質90人。受験した保護者らによると、受験者数は近年180~200人前後で、実質倍率は1.9~2.3倍です。付属中は「試験問題は暗記量や計算力を問う内容ではありません」とし、こちらも考える力が問われていると言えそうです。

小学受験は親子面接も

小学受験では、片山学園はテストと集団行動観察、親子面接、付属小は保護者面接を含む発育検査を実施しています。受験者数や倍率は非公表です。
 

日程は夏以降HPで公開

試験日は中学受験が毎年1月下旬、小学受験が11月~12月です。学校見学を兼ねた説明会を経て、秋以降に募集要項が配布されるのが毎年の流れです。詳しいスケジュールは夏以降、それぞれの学校のホームページで随時公開される予定です。