少子化を受けて学校の統廃合が進み、学びのスタイルにも変化が起きています。
小規模特認校制度 学校選択制の一つ「特認校制」のうち、小規模校に導入される制度の通称。校区外の児童生徒も就学できる。「小規模」に特に定義はないが、1学年あたり20人程度を定員とする学校が多い。
その一つが、小規模特認校制度です。制度では、小規模校が自然豊かな環境を生かした特色ある教育を展開し、校区外の児童生徒を受け入れています。
6小学校で実践予定
富山県内では、小見小(富山市小見・大山)、朝日小(同市婦中町下条)、白萩西部小(上市町丸山)、陽南小(同町柿沢)、ひばり野小(入善町舟見)があり、4月に東加積小学校(滑川市大崎野)も指定される予定です。中学校はありません。
地域と交流、温かさ魅力
教諭が児童1人ひとりに目が行き届く利点を生かし、少人数ならではの教育を実践しています。地元の人との交流や行事を積極的に取り入れ、地域に密着したアットホームな雰囲気も魅力です。
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