今回はワークショップの内容について、富山CAP代表の岸順子さんに聞きました。
3つの権利
子どもたちはなぜ暴力に遭いやすいのでしょうか? それは正しい知識がないためです。なので私たちのワークショップでは権利意識を育てることからスタートします。
例えば「おうちの人から『ずっとご飯食べさせない!』と言われたら?」「学校で先生から『誰もトイレに行かせません!』と言われたら?」と子どもたちに問いかけます。子どもたちは困った顔をします。「このような、ご飯を食べたり、トイレに行ったり、誰かとお話をしたり、眠ったり…それがないと生きるのに困る、生きるためにどうしても必要なことが『権利』です」と教えています。
さらに誰でも「安心して」「自信をもって」「自由に」生きる権利があると伝えています。
安心とは、怖いことが何もない気持ち
自信とは、できなかったことができた時の気持ち
自由とは、本当にしたいことを自分で選べた時の気持ちです。
劇で分かりやすく
この権利について、私たちは劇で伝えています。劇では、できるという気持ちを大切に、子どもたちに具体的な解決の方法を提示しています。
例えば、Aさんが毎日、Bさんに無理やりかばんを持たされて困っているという劇では、Aさんは友達に相談し、友達と一緒にBさんに「嫌だ」と伝えることができました。そうして、困った時には、信頼する誰かに相談しようねと教えています。
体で覚えておく
知識も大切ですが、体で覚えておくことも必要です。例えば知らない人との距離は、双方が手を伸ばしても届かないぐらいに(腕2本分よりもっと)保つようにします。実際にやってみると、その距離が感覚として分かります。
また特別な叫び声も練習します。「キャー」という叫び声は、日ごろ遊んでいる時にも出していることが多く、大人が危険を察知しないかもしれないからです。お腹に手を当て、力を入れて「ウォー」と叫びます。
私たちは「TOYAMA子どもまもろうネット」に賛同しています。
石坂建設
www.ishisaka.co.jp/
こくみん共済coop富山推進本部
www.zenrosai.coop/toyama
JA共済連富山
social.ja-kyosai.or.jp/prefecture/info/toyama/
富山県綜合警備保障
www.toyama-alsok.co.jp/
チューリップテレビ
www.tulip-tv.co.jp/
日本生命保険相互会社富山支社
www.nissay.co.jp/sp/kojin/gakushi/lifeplaza/shop_toyama.html
公文教育研究会 富山事務局
www.kumon.ne.jp/enter/search/search_prefecture.php?code=16
(順不同)