そろそろ中学、高校、大学受験ですね。
ここ一番で力を発揮するためには、お腹が空いていても、満腹でも戦うことはできません。アスリートと同じコンディション作りが大切になります。
バランスよく食べることもとても大切ですが、そのほかにこれらのポイントがあげられます。
試験前日のポイント
①頭と体にエネルギーを!
からだのエネルギ-源は、ご飯や、パン、麺類などの主食となる炭水化物です。また、いも類や果物、野菜ではかぼちゃ、トウモロコシなども炭水化物が多く含まれています。しっかりととりましょう。
②緊張もあります。油の多い食事は避けて!
試験に対する緊張もあります。おなかの調子が悪くならないように気をつけなければいけません。トンカツ、エビフライ、てんぷら等の揚げ物、油を多く使った食事は消化に時間がかかるため、避けた方がよいでしょう。また、しっかりよく噛んで食事しましょう。
③食中毒に気を付ける。食べなれた安全なものを!
食中毒になってしまえば、受験どころではありません。刺し身、おすし、しっかりと加熱されていない肉、魚料理は避け、加熱されているものや温度管理された食事を食べましょう。
また、試験当日は消化の観点から、試験開始の3~4時間前には朝食を済ませておきます。また、昼食をはさんで試験がある場合は消化に良いものを腹8分目、満腹にならないよう食事量に注意しましょう。
受験は長丁場です。
大学受験では、県外で受験する方もおられますね。違う場所でもしっかりと実力が発揮できるように食事を賢く選択して食べることはとても大切です。
次回はおすすめメニューをご紹介いたします。
◆舘川 美貴子(たちかわ みきこ)◆
管理栄養士、公認スポーツ栄養士
富山市生まれ。中京女子大学(現 至学館大学)健康科学部栄養科学科卒業。
日本スポーツ栄養学会評議員。学生アスリートやプロスポーツ選手の栄養サポートを行っている。