このところの陽気でいつもより早い春を感じる方も多いのではないでしょうか。
その証拠に2月22日に開花した富山地方気象台の梅は、平年よりも8日早く、昨年よりも30日早い開花となりました。
そんな陽気の中、2月24日にはこれから夏に向けての予報となる3か月予報(3~5月)と暖候期予報(6~8月)が気象庁から発表されました。
春から夏の天気はおそらく皆さんの予想通りの予報となっています。また暑い季節が始まりそうです。 次の図をご覧ください。

この図はこの春(3月~5月)の海洋と大気の特徴を示しています。図の中の日本付近の偏西風の動き(太い紫色の矢印線)に注目すると、平年よりも北を流れる予想になっていて、この春は富山でも暖かい空気に覆われることになりそうです。1か月予報も考慮すると、3月中・下旬はいったん平年並みの気温に戻るものの、5月いっぱいまでは再び平年より暖かくなると予想されています。このような高い気温は山地での全層雪崩や急な融雪を誘発しやすいので、春山へ行かれる方は特にご注意ください。
なお、この期間の降水量は平年並みと予想されています。
さらにその先、夏(6月~8月)に予想される海洋と大気の特徴を次の図に示します。

この図によると、偏西風は平年よりもやや北を流れていることが分かります。これは太平洋高気圧の日本付近への張り出しが平年よりも強いことを示しますので、この夏も春に引き続き、平年より暖かい空気に富山は覆われることになります。
他方、今年のチベット高気圧の張り出しは平年並み。2025年ほど日本付近に張り出していないことや、夏にはエルニーニョ現象が発生する可能性も出ている(エルニーニョ現象が発生すると、富山を含む東日本日本海側では気温が低くなる傾向があります)ので、今後の情報にご注意ください。
とはいえ、現在は温暖化の影響で地球全体の地上気温が高くなってきています。これからどのような天候になろうとも夏前からの早めの熱中症対策を行うなど、健康管理には十分注意が必要です。
また、梅雨時期(6~7月)の降水量はほぼ平年並みの見込みですが、近年は全国的に大雨の発生頻度が増加していますので、こまめに最新の気象情報を確認するようお願いします。
命を守るための大切な話
さて、ここからのお話は気象災害を未然に防ぐために大変大切なお話となります。 今後数回に分けてお伝えしたいと思いますので、是非お読みいただきたいと思います。
