南砺市平ふれあい温泉センター「ゆ~楽」(南砺市大崩島)が併設する食事処「ひょうたん」は、提供時間が「遅い」とのうわさがあるという。従業員らに尋ねると、プライドと自虐的な意味を込め、この一説を認めた…。より詳しい理由を東剛智料理長(35)に聞くため、調理場に潜入した。

食事処「ひょうたん」の料理長を務める東剛智料理長。イワナの塩焼きの仕込みをしている

 運営を担う小谷企画代表取締役の高田裕之さん(45)に「お薦めの料理は?」と聞くと、南砺市名物の「イワナの塩焼きか、唐揚げ」とのこと。早速、どちらも注文した。「ちょっと待っとってね~、今捕ってくっから」と、従業員の東加代子さんが雪の降る屋外へ向かう。この店のイワナ料理は、注文を受けてから水揚げするのが決まりだ。

 加代子さんは、ゆ~楽の横にあるいけすに向かい、キンキンに冷えた水の中を泳ぐイワナを網ですくい上げる。

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