Jリーグのカターレ富山が、開幕2試合目で特別大会「百年構想リーグ」の初勝利を挙げた。今季目指している攻撃的なサッカーで大量5ゴールを奪い、低調だった初戦と比較して大幅に内容が改善された。どのように立て直したのか。試合後の談話から再起の背景を探った。(写真はいずれもカターレ富山提供)
開幕の高知戦(2月8日)は、1―3で敗れただけでなく内容も悪かった。先発した副キャプテンのMF椎名伸志は試合後に「自滅だと思う。自分たちのミスから2失点もすればこうなってしまう。情けない試合をしてしまい、(試合会場の)高知まで足を運んでくれたサポーターに申し訳ない」と話した。
立ち上がりから高知のハイプレスに苦しみ、ボールをつなぎながら押し込んでいく攻撃の形が全く出せなかった。逆に相手のスピードや球際の強さに押され、前半は4、5点奪われていてもおかしくないほど圧倒された。19分に相手の低いクロスを押さえ込んだGK原田岳の手からボールが離れた一瞬を相手FWにつつかれて失点。直後には自陣でのパスミスからカウンターを浴び、2点目を許した。1点を返して臨んだ後半は持ち直したものの、同点ゴールを決め切れない。同39分に高知に3点目が入って勝負が決した。

安達亮監督は「準備してきたことが何も出せなかった。富山から多くのみなさんが応援に駆けつけてくれたのに不甲斐ない。ゲームの入り方が良くなかったし、ボールを持とうという意識はあったが、少し怖がりながらやっているように見えた。もっと前へ前へとボールを動かさなければいけない」と振り返った。
攻撃的に「前へ、前へ」
キャンプ中に磨いた攻撃サッカーに自信を持って臨んだはずだった。選手たちのショックは小さくなかっただろう。そこからどのように立て直したのだろうか。
