南砺市城端地域の飲食店や菓子店が2025年、城端出身の俳優、池田航(こう)さんと「航ならコウスル ごちそう城端プロジェクト」と題し、地元特産の干し柿を使った新商品の開発に取り組んだ。干し柿をベースに考案したタレを各店が商品に活用し、年末から店頭に並べている。1カ月がたった1月下旬に店を訪れ、反響や人気ぶりを聞いてみた。

完成発表会で笑顔を見せる池田さん(前列中央)と各店の店主ら=城端商工会館
万能ダレを使ったおにぎりについて意見を交わす池田さん(中央)と店関係者=2025年10月、ヨッテカーレ城端

「当たり前にあった干し柿が人をつなげるなんて」

 プロジェクトは、城端地域活性化協議会「JOHANA CONNECT(ジョーハナ コネクト)」が、食を通じた地域の魅力を広め、活性化につなげようと企画した。昨年5月に始動すると、池田さんは各店共通で使う調味料として干し柿の万能ダレ、ドレッシング、デザートソースの3種類を考案。各店は池田さんと意見を交わしながらタレに合う一品を考えた。

 完成発表会が12月上旬に開かれ、13店がご飯系や総菜、肉料理、ケーキなどそれぞれのコラボ商品をお披露目した。出席した地元関係者らが各店の味を確かめたり、特徴を聞いたりし、一丸となって城端地域を盛り上げる機運が高まった。会場に駆けつけた池田さんは「家に当たり前のようにあった干し柿がまさか、いろいろな人をつなげると思っていなかった」とし「見た目からそそられる料理に感動した。地元の食材をたくさんの人に食べてもらえることがうれしい」と目を潤わせながら語った。

完成品の出来栄えを確認する池田さん
完成発表会で並ぶ商品を試食する関係者

善徳寺の大杉でそろいの看板

 各店は「航くんメニューの店」と書かれたそろいの看板をそれぞれ掲げ、12月20日ごろから力作を並べている。

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