魚津市にあるサウナ専門店「SAUNA CNOC(クノック)」の取材では、サウナ好きが高じ、仕事にした2人の人物に出会った。サウナの入り方や魅力、マニアならではのこだわりを聞いた。

「SAUNA CNOC」にあるシャワーエリアとサウナ室の入り口

 シャワーで体を洗い、タオルで水分を拭き取ってからサウナに入るのが基本。サウナ室で約10分体を温めてから、水風呂や外気浴を楽しむ。この一連の流れを1セットとし、何回か繰り返す。

専門店支配人に転職

 「SAUNA CNOC」の支配人、木村佳輝さん(29)は、県内外の120店舗近い銭湯やサウナ施設を訪れてきた。ついにはサウナ専門店に転職した生粋のサウナーだ。「お風呂に入る感覚で、日々サウナに行くことがルーティンになっています」

 サウナの醍醐味(だいごみ)を「心身ともにリフレッシュし日常を忘れられるところ」と話す。他に人がいない時はサウナ室内でストレッチをしている。高温の中で体を動かすと、発汗作用が高まり体もほぐれやすくなるという。木村さんにとってのメインは「整う」ことができる外気浴。頭が快感でいっぱいになる瞬間のために、サウナ室と水風呂に入っている。

 決まったセット数はないが、一度サウナに行けば、平均4、5セット行う。「その日の体調と気分に合わせて入ることが大事」と語った。

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