富山県の氷見市芸術文化館で開催中の「氷見 大恐竜博」で26日夕、暗闇に恐竜が浮かび上がる「ナイトミュージアム」があり、大勢の家族連れが楽しんだ。
最強の肉食恐竜として名高いティラノサウルス(全長約9メートル)や、大きな背びれが特徴のスピノサウルス(全長約7メートル)など巨大恐竜ロボット10体を展示したホールの照明を暗くして、恐竜が生きた太古の森の夜を演出。会場のBGMも雷鳴や虫の音を交えた「夜バージョン」に切り替わり、来場者の心を躍らせた。
砺波市林の公務員、下田勝也さん(32)は妻と小学1年、年中児の息子の4人で訪れた。「子どもが怖がるくらい、夜の森の雰囲気があった。しかも恐竜が動くので迫力満点」と話した。富山市東部小5年、久世直弥さん(10)は「ライトに照らされた恐竜がほえるのがすごかった」と驚いていた。懐中電灯で恐竜を照らし、探検気分を味わう来場者もいた。
ナイトミュージアムは会期中の毎週土曜と8月9~16日に、午後5時から同7時まで行う。
大恐竜博は8月20日まで。氷見市文化振興財団、市、市教委、北日本新聞社など主催。