富山県の氷見市特産・稲積梅の梅干し作りに向けた天日干しが10日、同市間島で始まり、赤く染まった実が一面に広げられた。
稲積好梅サークル(浅付とみ子代表)のメンバー10人が6月中旬から収穫された約5トンを塩漬けし、シソを加えて漬け込んできた。
この日は、旧JA氷見市稲積支所の敷地で、2トン分の実を50枚の網の上に広げ、辺りに甘酸っぱい香りが漂った。
天日干しは天候を見ながら3回繰り返す。干すほどに柔らかくなり、赤みが増すといい、作業は1週間ほど続く。メンバーは「今年は天候に恵まれ、実は量が多く、なりも良い。おいしい梅干しに仕上がりそう」と話す。梅干しは9月から販売する。