富山県射水市三ケの神社、十社大神(じゅっしゃおおかみ)のお田植祭が6日、同神社で行われた。地元の小学生が境内そばの献穀田で古式ゆかしく早乙女姿で苗を植えた。

 十社大神は伊勢神宮(三重県)の分社で、同神宮で作られたコメ「イセヒカリ」の種もみを使って苗を育てている。宮城澄男宮司が祝詞を奏上し、献穀田を管理するファーム三ケ北部やJAいみず野などの関係者が玉串をささげた。

 早乙女は竹内柚遥(ゆずは)さん(小杉小6年)、塩井愛菜さん(同)、城口知衣香(ちえか)さん(同)、浅倉心美さん(歌の森小6年)が務め、苗を丁寧に植えた。他に小学生5人も手伝った。

 9月28日の抜穂祭(ぬいぼさい)で収穫し、10月4日に伊勢神宮に奉納する。

 拝殿でコンサートがあり、地元のバンド「リバティーズ」の村敏行さん、島道雄さん、黒川純一さん、横山登さん、木村秀雄さんと、「AGU3姉妹」の野開有紗さん、川口彩那さん、菊島愛可さんが演奏した。JAいみず野の職員は献穀田で農業用ドローンの実演を行った。