早朝に富山県の滑川漁港で水揚げされた滑川市特産のホタルイカを使った給食が22日、市内の小中学校と幼稚園で提供され、子どもたちや教員約2740人が旬の味を楽しんだ。

 ホタルイカに米粉をまぶして揚げたカレー風味の「ホタルイカボンボン」がメイン。市内の加工業者がゆでたホタルイカ80キロ(約1万3千匹)を用意した。市学校給食共同調理場の調理員が、午前6時半から1時間以上かけ、目玉を手作業で取り除いて作った。

 農薬や肥料を使わずに自然栽培された滑川産のコメや、ナバナとコゴミを使ったナムルなども提供した。

 南部小学校では6年生19人が水野達夫市長と給食を楽しんだ。栄養教諭からホタルイカをゆでる工程や生態なども学んだ。森川樹(たつき)さんは「カレーの風味の中にホタルイカのうま味や食感が感じられておいしい」と話した。