がん治療に伴う脱毛や肌の変色といった外見の変化に対応し、心理的苦痛を和らげる「アピアランスケア」の研修会が3日、富山県民会館であり、関係者が患者との向き合い方について理解を深めた。

 富山県内は全15市町村でがん患者用補正具の購入費を助成し、県も上乗せ補助を実施。研修会は制度の周知につなげようと、県と富山大付属病院アピアランスケアチームが初めて開催した。

 県内のがん診療連携拠点病院や各市町村の担当者ら34人が参加した。富山大付属病院の樋口麻衣子看護師と倉田典子外来看護師長が講師を務め、外見の変化による社会生活への影響を説明。樋口看護師は「その人らしい日常生活を送れるように外見の悩みを入り口に支援していくことが重要」と呼びかけた。

 意見交換もあり、購入費助成について「人目が気になって窓口での申請が難しい人がいる」などの声が上がった。