県中央植物園の「さくらまつり」は4日、富山市婦中町上轡田の同園で始まり、国内外の140種520本の桜に来場者が春の訪れを感じた。7日まで。

 ソメイヨシノの見頃に合わせて毎年開催しており、約300メートルの並木道が人気を集める。まつり期間中は開園時間を午後9時半まで延長し、周辺をライトアップする。

 初日の4日は、寒い日が続いた影響で開花が遅れ、三分咲きだった。今後気温が高くなることが見込まれ、担当者は「5、6日ごろに満開となるだろう」と話している。

 「ミヤビ」や「ジンダイアケボノ」といった一部の品種は既に満開となっており、訪れた人々は写真を撮影しながら花見を楽しんでいた。イベント中は「とやまさくら守の会」による観察会や苗の販売会も行う。