富山市上下水道局は17日、同市流杉浄水場で応急給水作業の技術コンテストを開いた。全体的な技術力や、チームワークの向上を目的とした初の試み。普段作業に従事しない職員を含む24人が、給水車の操作の正確性やスピードなどを競い、災害への対応力を高めた。
事務職員にも不測の事態に対応できるようになってもらおうと、技術職の職員とのコミュニケーションや研修を兼ねて企画した。
各課の職員が4人の混合チームをつくり競い合った。配水池から給水車に注水したり、坂道発進したりしてコースを回った。ベテラン技術職が審査員を務め、各作業のスピードや正確性などの項目を採点。上位3チームを表彰した。
競技に参加した前田一士市上下水道事業管理者は「組織の壁を越えて交流ができ楽しかった。仕事のモチベーション向上にもつながる」と話した。