八尾高校郷土芸能部と地元住民との交流会が15日、富山市八尾町福島の同校で開かれ、1、2年生の部員20人と県民謡越中八尾おわら保存会の会員ら約30人が親睦を深めた。部員によるおわらの演舞もあり、日頃の練習の成果を発表した。
同部は保存会の有志に指導を受けて研さんを積んでいる。この日は指導者や会員らとざっくばらんに語り合った。同市八尾町諏訪町に住み、三味線を習う市ガラス美術館の土田ルリ子館長の講演もあり、県外出身者から見た町や人の魅力を生徒たちに伝えた。
後半に部員の発表があり、越中おわらを披露。息の合った三味線と胡弓(こきゅう)の音色や唄とともに、風情あふれる踊りを見せた。八尾曳山囃子(ひきやまばやし)や歌舞伎の合方の演奏もあった。瀬戸湖遥(こはる)部長(2年)は「普段は教えてもらうばかりだが、今回は演奏だけではない関わり方ができ楽しかった」と話した。