高岡龍谷高校の謝恩会が19日、富山県高岡市古定塚の同校で開かれ、調理科の3年生20人が3年間で培った技術で作った料理を保護者と教職員に贈った。

 卒業課題として和、洋、中華の3グループで献立を考えて調理。ちらしずしやローストビーフ、春巻きなど彩り豊かな料理を4段のお重に詰めた。

 藤田愛未(まなみ)さん(18)が「感謝の気持ちを一品一品に込めた」とあいさつし、グループごとにメニューを紹介した。生徒は中山正浩校長らに花束を贈呈し、出席した保護者に感謝を伝えた。

 吉田海優(みゆう)さん(18)は「3年間通わせてくれた親に成長した姿を見てもらえるように丁寧に作った」と話した。

 以前は立食でもてなしていたが、コロナ禍でお重を持ち帰ってもらう形式にした。今年も、家族全員に見て食べてもらいたいという生徒の選択で持ち帰りとした。