市民楽団「スキヤキ・スティール・オーケストラ」を招いた演奏体験が7日、富山県南砺市の吉江中学校であり、3年生59人がリズムを刻みながら楽しんだ。

 同楽団の6人が音域の異なる5種類のスチールドラムを運び入れた。倉田英路(えいじ)代表が楽器について「中米カリブ海に浮かぶ島国トリニダード・トバゴで誕生した」と説明。8月、大阪・関西万博に出演したことも紹介した。

 生徒は、CMなどでおなじみの陽気な楽曲「ブラジル」の演奏を聞いた後、ドラムを鳴らすスティックを手に各パートに分かれて挑戦。最初は独特のリズムに戸惑った様子もあったが、慣れるとノリノリで演奏していた。

 ワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」を運営する一般社団法人スキヤキ・オフィスが、文化庁の事業採択を受けた市の委託で企画した。