能登半島地震の復興チャリティーイベント「がんばろう氷見! ハロウィーン・ズンバ・パーティー」が5日、富山県氷見市漁業文化交流センターで開かれた。3歳から84歳まで約60人がハロウィーンにちなんだ仮装で「ゾンビダンス」などを楽しみ、見学に訪れた市民や観光客にも元気を届けた。会場には募金箱が置かれた。集まった善意は市に寄付し、復旧復興事業に役立ててもらう。
ズンバは音楽に合わせ体を動かすダンスエクササイズ。氷見市内で教室を開くインストラクター、谷口啓子さん(64)=同市谷屋=が「上手に踊ることを目的とせず、みんなで楽しむイベント」として企画した。
参加者は、映画「ゴーストバスターズ」の主題歌やマイケル・ジャクソンさんの「スリラー」、adoさんの「唱」でゾンビのように踊ったり、往年のディスコサウンドに乗せて体を動かしたりして爽やかな汗を流した。天井に張られた漁の網にカボチャなどのハロウィーングッズを飾り付け、ムードを盛り上げた。
最後に谷口さんが「これからも笑顔を振りまいて元気を届けたい」とあいさつし、全員で「がんばろう氷見!」と声を合わせた。
見学に来て、途中から飛び入り参加した同市北大町の広瀬敦子さん(84)は「難しいかなと思ったけどやってみれば楽しい。みんなとも仲良くなれたし、心も体もすっきりした」と笑みを見せていた。北日本新聞社後援。
