日に日に寒さが増しており、間もなく本格的な冬の到来だ。この季節には暖房器具が欠かせないが、製品による事故は毎年相次いでいる。独立行政法人製品評価技術基盤機構(東京、NITE=ナイト)は、「安全に冬を乗り切るためには、シーズン初めや日々の点検が大切」と呼びかけ、事故を防ぐためのポイントを紹介している。

 NITEには2019年から23年まで、電気暖房器具(電気ストーブ・電気ファンヒーター)で229件、石油暖房器具(石油ストーブ・石油ファンヒーター)で282件(うち県内5件)の事故が報告されている。死亡事故に発展したケースも両器具合わせて64件ある。

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