先日、「ペップトーク」の講演を聴きました。

「ペップトーク」はスポーツの現場で使われてきた人を励ますための「短く・分かりやすい」話法です。

WBCの決勝戦前に大谷選手がチームのメンバーに言った「憧れるのをやめましょう。勝つことだけを考えていきましょう」というフレーズはペップトークの典型的な例だそうです。

講演は、子育てにもこの話法を活用して「子どものやる気を引き出しましょう!」という内容でした。

「そんな態度なら、もう習い事なんかやめてしまいなさい!」

子どもを応援し鼓舞するつもりで言っているのかもしれませんが、これでは子どものやる気を失わせ反抗的にさせてしまい逆効果です。

つい子どもの「できていないところ」ばかりを見てしまいがちですが、
ペップトークの話法は
①まずは相手(子ども)の状況を受け入れ【受容】
②できているところを肯定し【承認】
③「してほしい行動」をイメージしてもらい【行動】
④背中を押す【激励】
という流れで進みます。

いつもの話し方の癖はなかなか治りませんが、なるべく意識して変えていくことで子どもの態度も変化するはずです。

いつでも、どんな時でも、親は子どものいちばんの応援団として背中を押してあげたいですね。