YKKグループは20日、黒部市三日市に建設中のパッシブタウン第5期街区の施工見学会を開き、業界関係者ら約120人が工事の進ちょくを確認した。

 パッシブタウンは2011年に始まった社宅跡地の再開発事業。最終の第5期街区は6~7階建ての集合住宅計3棟64戸を建設する。工事の進ちょく率は9月時点で約50%。賃貸物件で、25年3月の完成を予定している。

 第5期は、建設時の二酸化炭素(CO2)排出量の削減、林業など地元経済の振興を目的とし、可能な限り木材を使用する。県内の森林38カ所計119ヘクタールからスギ1450立方メートルを製材し、内外装や構造などに使用するほか、YKK APの木製窓も導入する。