おやつから工芸品まで、富山ならではの逸品を紹介します。(情報は取材時の内容です)

右から「シャンプーバー 蘇芳(すおう)」、「コンディショナーバー 微光(びこう)」(各2,750円)、「ボディソープバー 余雫(あまりしずく)」(2,200円)


体の保湿に効果的な成分が多く含まれるハトムギ。化粧品や漢方薬などさまざまなアイテムに活用される中、脱穀するときに出るぬかは大量に廃棄されてきた。ぬかを有効活用しようと、ハトムギ生産量日本一の小矢部市にある縫製メーカー「ミヤモリ」が、ハトムギのぬかのアップサイクルブランド「Nercocia.(ネルコッチャ)」を立ち上げた。

ぬかから抽出した油を生地に配合したルームウェアをはじめ、昨年にはプラスチックフリーの固形シャンプーとコンディショナーが登場。環境に配慮した商品を作りたいとの思いから、県内の化粧品メーカーと共同開発した。

ぬか油をベースに、髪や頭皮に優しい和漢植物のエキスをブレンドしている。ぬれた手でなでるとふんわり泡立ち、県産のシソを調合した爽やかな香りに癒やされる。同じ香りのボディーソープもあるので、ハトムギの潤いを髪と肌で感じてみて。

「ハトムギハンドクリーム」(1,650円、手前)と「ハトムギボディクリーム」(2,200円)は冬のギフトにぴったり
ハトムギのぬかからわずかしか取れない希少なオイルを配合

撮影:南部スタジオ