おやつから工芸品まで、富山ならではの逸品を紹介します。(情報は取材時の内容です)

黒部の名水で仕上げた「Chabacco 黒部紅茶」(8本入り1,000円)
黒部川扇状地や雨晴海岸がデザインされた、たばこそっくりの箱。たばこの警告表示の代わりに記載された「チャバコは、あなたの周りの人を笑顔にするなど好影響を及ぼす可能性があります」という文面に、思わずクスッと笑ってしまう。
中に入っているのは粉末状のお茶。「世の中を、茶化そう」をコンセプトに静岡県の会社が開発した商品で、県内では「スマイルチャージ」(黒部市)の代表、井上勝さんが販売を手掛ける。
商品は黒部の名水で二次発酵した茶葉を用いた「黒部紅茶」と、氷見産ハトムギを使った「ハトムギ茶」の2種類。ペットボトルの水に入れて振るか、お湯に溶かすだけで完成する。黒部紅茶は品質の高いダージリン茶葉を加工しており、華やかで上品な風味が広がる。パッケージはちゃめっ気たっぷりだが味は本格的で、リピーターも増えてきたという。「地域にまつわるお茶を通して県内を盛り上げたい」と井上さんは意気込んでいる。

香ばしさが際立つ「Chabacco ハトムギ茶」(8本入り600円)

黒部峡谷鉄道宇奈月駅にはトロッコ電車をデザインした自動販売機が設置されている
撮影:南部スタジオ