清潔感のある白い外観が印象的なN邸。どの部屋もゆったりと広さを取りながら、生活動線に配慮した暮らしやすい間取りとなっている。
照明の配置にもこだわり、心安らぐ穏やかな時間が流れる。

ダウンライトに優しく照らされたエントランスを進み、両開きのドアを開けると、木のぬくもりと間接照明の柔らかな光に包まれた玄関ホールが広がる。

N邸は、電気工事士のご主人が自ら照明設計を手掛けた。「照明が生きる家にしたかった」とご主人。ダウンライトとスポットライトを中心にすっきりとまとめ、随所にあしらわれた間接照明がおしゃれでほっと落ち着く空間を演出している。

35畳の広々としたLDKは、約4m×5mの大きな吹き抜けも備え開放感あふれる。南向きの大きな窓から明るい光が差し込み、とても居心地が良い。白い珪藻土の壁と床にナラ材を使用したナチュラルな空間の中に、家具や家電、グランドピアノの黒が差し色となり、上品な大人の雰囲気が漂う。また、家計に優しいヒートポンプ式の床暖房も完備しており、冬も暖かく過ごすことができる。

N邸は幹線道路沿いに立つ。道行く人の視線を気にすることなく、リビングの窓から外の風景を楽しむため、高い塀に囲まれたプライベートガーデンを取り入れた。日中はそよ風になびくシンボルツリーに癒やされる。夜は幻想的にライトアップされ、昼間とは違った雰囲気が味わえる。

家事動線を考慮した間取りや、収納がたっぷりあるのは奥さまにとってうれしいポイント。キッチンの後ろにサンルームや家事室、浴室を一直線に配置し、家事動線をコンパクトにまとめた。また、各階に大きな納戸を設けるなど収納を多く作ったことで、生活スペースがいつもすっきりと片付き快適に過ごせる。
とある休日。リビングには息子さんが奏でる美しいピアノの音色が響く。それをBGMに暖かな陽のぬくもりを感じながらソファでくつろぐご夫婦。ゆったりと流れる家族の時間が、日頃の疲れをそっと癒やしてくれる。


