新興住宅地に、モスグリーンの真新しいガルバリウムが陽光を受けてきらめくH邸。
明るく開放的なリビング、ガーデニング用のウッドデッキ。 和モダンの空間が新婚夫婦の絆を深めている。
30代のご主人と20代の奥さんは、今春、結婚3年目でマイホームの夢をかなえた。ロードバイクや海釣りなど、アウトドア系が共通の趣味のため、スポーツギアを収納できるよう家づくりを考えた。例えば2台のロードバイクや釣り竿、ルアーなどを収納できるよう、セカンド玄関は4・5畳と広め。ジャケットやシューズ、工具などを置けるよう可動式の棚を設けたクロークを壁一面に配置している点も特徴だ。
5年前から始めたロードバイク。休日には2人で富山から魚津までのサイクリングを楽しむ。自宅にゴール後、浴室でさっぱりと汗を流し、LDKでくつろぐ時間がご夫婦にとってかけがえのない至福である。
約20畳のLDKは天井高約5㍍の勾配天井が印象的。吹き抜け構造で開放感抜群だ。屋外にはウッドデッキが広がり、奥さんが手入れするバラやビオラ、多肉植物などの緑が迎えてくれる。ガラス窓を開放すると、デッキスペースは屋外のセカンドリビングともなる。南側からの日差しと微風の心地よさ。素足でデッキで過ごす時間も心を潤わせてくれるだろう。
キッチンは対面式でダイニング、リビングを見渡せる。釣ったばかりの魚介を夫婦でさばき、刺し身や焼き物にして、すぐにダイニングテーブルへ。楽しい思い出も手伝って食も進む。
ご夫婦は共働き。家事の効率を考え、キッチンの背面に、浴室、洗面室、サンルームを一直線にレイアウトした。脱衣から洗濯、乾燥までの流れもスムーズだ。
自宅は仕事やアウトドアで疲れた体を癒やし、オンとオフを切り替えることができる最高の場所に。ご夫婦の笑顔がそれを物語っている。